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サンプルデータのインポート(mysql)

※コマンド操作に慣れている人向け

事前に、サンプルデータのファイル(*.sql)をダウンロードしておいてください。ここでは、testdb.sqlを使用します。

mysqlコマンドでは、use データベース名でデータベースを指定した後に、source ファイル名でSQLファイル(SQLが書かれたテキストファイル)を読み込むことができます。 useコマンドおよびsourceコマンドはmysqlコマンドの中で使用できるコマンドです。


【メモ】サンプルデータのファイルはUTF-8で保存されています。 Windows環境のMariaDBの場合、デフォルトの状態だとクライアントコマンドの画面(Windowsのコマンド画面)でUTF-8が文字化けすることから、ここで紹介しているsourceコマンドではうまく読み込むことができません。

(a)メモ帳などでサンプルデータ(testdb.sql)のファイルを開き、すべて選択してコピー→クライアント画面でデータベースを選択(use データベース名)した後、右クリックで貼り付けるか(→参考)、
(b)mysqlのコマンドラインで文字コードを指定した状態でファイルを読み込む(→参考)。

という方法を採るのが簡単でしょう。


MySQLの場合はUTF-8用のコマンドラインクライアントの起動メニュー(メニュー名の末尾に「Unicode」とあるもの)があるので、sourceコマンドでサンプルデータを読み込むことができます。また、Linux環境やmacOS環境の場合はシステム全体のデフォルトがUTF-8なので、同じくsourceコマンドでサンプルデータを読み込むことができます。

以下は、Windows環境のMySQLでの、「c:\users\study\downloads\testdb.sql」(Windows環境でユーザー「study」の「ダウンロード」フォルダにダウンロードした場合のファイル名)を読み込む場合のコマンド例です。

use testdb
source c:\users\study\downloads\testdb.sql

Linux環境やmacOS環境で、/tmp/testdb.sqlを読み込む場合は以下のようにします。

use testdb
source /tmp/testdb.sql

なお、コマンドラインでmysqlコマンドを実行できる場合はmysql データベース名 -uユーザ名 -p < SQLファイル名で読み込むこともできます。

MySQLおよびMariaDBの場合、SHOW TABLES;でテーブルを一覧表示できます。これはSQL文なので、末尾に;(セミコロン)が必要です。 なお、本書ではSQLキーワードを大文字で記載していますが、mysqlコマンド等で入力する際は小文字でもかまいません。

データのインポート(mysqlコマンドでMySQLまたはMariaDBサーバーに接続してから実行する)

実行結果の確認(SHOW TABLES;はテーブルを一覧表示するSQLで、MySQL/MariaDBで使用できる)

このほか、mysqlコマンドの画面にSQLファイルの内容をそのままコピー&ペーストすることで実行することも可能です。 Windows環境など、GUI環境でコマンド入力用の画面を開いてmysqlコマンドを実行している場合、

  1. use データベースでデータベースを選択する
  2. メモ帳などのテキストエディタでSQLファイルを開き、ファイル全体を選択してコピーする
  3. mysqlコマンドを実行している画面にペーストする という手順でサンプルデータをまとめて登録することができます。

パスの確認方法(Windows環境)

Windows環境では、以下の方法でファイルのパスを確認することができます。


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