基本がわかるSQL入門

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基本がわかるSQL入門 サポートページ ~テスト環境 その2~

XAMPP (macOS, Windows)

XAMPP(ザンプ)は、WebサーバーやDBMSなど、Webアプリケーション実行に必要なソフトウェアをまとめたパッケージで、手軽にインストールしてテストするのに向いています。ここでは、XAMPPを利用して、本書のSQLサンプルを試す方法を紹介しています。

XAMPPをインストールすると、DBMSとしてMariaDBがインストールされます。

MariaDBはMySQLから派生する形で開発されたDBMSです。ターミナルで使用するクライアントコマンドも、MySQLと同じ名前のmysqlコマンドを使用します。

XAMPPの画面でも「MySQL」と表示されていますが、管理画面であるphpMyAdminの画面で、MariaDBであること、および、MariaDBのバージョンを確認することができます。

  1. macOS環境の場合
    1. XAMPPインストールと起動
    2. DBMSの起動と終了
    3. phpMyAdminの画面を開くには
    4. Adminerを追加するには
  2. Windows環境の場合
    1. XAMPPインストールと起動
    2. DBMSの起動と終了
    3. 参考:XAMPP Control Panelを「管理者として実行」していない場合
    4. phpMyAdminの画面を開くには
    5. Adminerを追加するには
  3. サンプル用データベースおよびテスト用のユーザーの作成
  4. テスト用ユーザーの作成
  5. データベースの作成
    1. データベース一覧が表示されていない場合

macOS環境の場合

メモ:

XAMPPインストールと起動

OS X 向け XAMPP からインストーラーをダウンロードしてください。 PHPのバージョンに合わせて複数のバージョンが公開されていますが、通常は最新版で良いでしょう。本書のSQLを実行するにあたっては、どのバージョンでも問題ありません。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックで開き、XAMPPアイコンをアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップします。

インストール(アイコンをドラッグ&ドロップ)

起動(アプリケーションのアイコンをダブルクリック)

初回実行時は確認メッセージが表示されるので[開く]をクリック

[OK]をクリックし、macOSのユーザー(要管理権限)とパスワードを入力して[OK]をクリック

DBMSの起動と終了

アプリケーションフォルダのXAMPPアイコンをダブルクリックし、「General」タブのStartボタンをクリックします。起動に成功すると、Statusの表示がグリーンになってIPアドレスが表示されます。

DBMSを個別に起動/再起動したい場合は、「Service」タブを使用します。

Generalタブ(XAMPPの開始/終了)

Servicesタブ(DBMSの開始/終了)

Networkタブ(Port Forwardingの有効化

phpMyAdminの画面を開くには

Webブラウザで以下のURLを開き、右上のphpMyAdminのリンクをクリックします。

http://localhost:8080

※「General」タブでGo to Applicationをクリック(Webブラウザが開く)→ 右上のphpMyAdminのリンクの場合、XAMPP用のIPアドレスを使用することになるが、この場合は「アクセス禁止」というメッセージが表示される。このIPアドレスでphpMyAdminを使用したい場合はhttpd-xampp.confですべての接続を許可するという設定を行う必要がある。

(参考)

Adminerを追加するには

Adminerは、公式サイト(https://www.adminer.org/)のDownloadsリンクから入手できます。phpファイル1つで動作します。 種類がいくつかありますが、本書では「Adminer 4.7.7」を使用しています。

XAMPPの「Open Terminal」メニューでターミナルを開き、wgetコマンドでファイルをダウンロードして/opt/lamp/htdocsadminer.phpという名前で移動します。

wget https://github.com/vrana/adminer/releases/download/v4.7.7/adminer-4.7.7.php
sudo mv adminer-4.7.7.php /opt/lamp/htdocs/adminer.php

以下のURLで開くことができます。Port Forwardingの設定が必要です。なお、ログインにはDBMS用のユーザーを作成する必要があります→phpMyAdminでユーザーを作成するには)。

http://localhost:8080/adminer.php

Windows環境の場合

XAMPPインストールと起動

Windows 向け XAMPP からインストーラーをダウンロードしてください。 PHPのバージョンに合わせて複数のバージョンが公開されていますが、通常は最新版で良いでしょう。本書のSQLを実行するにあたっては、どのバージョンでも問題ありません。

ダウンロードしたファイルを実行し、画面に従ってインストールを実施してください。 途中、「Windowsセキュリティの重要な警告」が表示され、「Apache HTTP Serverにこれらのネットワーク上での通信を許可する」というメッセージが表示されたら「パブリック ネットワーク」をオフ、「プライベート ネットワーク」をオンにして、「アクセスを許可する(A)」をクリックします。

最後に「Do you want to start the Control Panel now?」というメッセージが表示されるので、 オフにして「Finish」をクリックします。 オフにせず「Finish」をクリックすると「XAMPP Control Panel」が開きますが、いったん終了してください。

インストール先(デフォルトはC:\xampp、名前にスペースを含んでいない方が扱いやすい)

(「Lean more about Bitnami for XAMPP」にチェックマークが入っているとWebブラウザが開く)

通常は「プライベート ネットワーク」のみ有効にして「アクセスを許可する(A)」をクリック
(他のPCからアクセスしたい場合は「パブリック ネットワーク」にする、要セキュリティ設定 ※本ページでは解説していません)

「Do you want to start the Control Panel now?」をオフにして「Finish」をクリック

DBMSの起動と終了

スタートメニューで「XAMPP Control Panel」を右クリック→「その他」→「管理者として実行」をクリックして開始してください。

ApacheとMySQLの右側にある「Start」をクリックするとそれぞれが起動します。Apache(Webサーバー)は、phpMyAdminの実行に必要です。

MySQLの初回実行時は、「Windowsセキュリティの重要な警告」が表示され、「mysqldにこれらのネットワーク上での通信を許可する」というメッセージが表示されるので「パブリック ネットワーク」をオフ、「プライベート ネットワーク」をオンにして、「アクセスを許可する(A)」をクリックします。

起動できると、Module欄の色が緑色に、ボタンの表示が「Stop」に変わります。

終了時は「Stop」をクリックし、右下の「Quit」ボタンでXAMPPを終了します。

※初回のみ
通常は「プライベート ネットワーク」のみ有効にして「アクセスを許可する(A)」をクリック
(他のPCからアクセスしたい場合は「パブリック ネットワーク」にする、要セキュリティ設定 ※本ページでは解説していません)

(起動できた)

参考:XAMPP Control Panelを「管理者として実行」していない場合

XAMPP Control Panel「管理者として実行」をしていない場合、終了時に「アクセスが拒否されました」や「Exception EAccessViolation」などのエラーが発生することがあります。「OK」をクリックしても終了できない場合は、タスクマネージャーなどを使ってXAMPPを終了し、あらためて「管理者として実行」で起動してください。

※参考
「管理者として実行」をしていないと以下の表示になる(「Start」をクリックしてApacheとMySQLを実行することはできるが、設定変更時やXAMPP Contol Panelを終了する時にエラーになることがある)

phpMyAdminの画面を開くには

phpMyAdminの画面を開くには、ApacheとMySQLを開始している状態で以下のURLを開くか、XAMPP Contol PanelのMySQLの右側の「Admin」ボタンをクリックします。

http://localhost/phpmyadmin/

Adminerを追加するには

Adminerは、公式サイト(https://www.adminer.org/)のDownloadsリンクから入手できます。phpファイル1つで動作します。 種類がいくつかありますが、本書では「Adminer 4.7.7」を使用しています。

リンクをクリックして「adminer-4.7.7.php」を保存し、ファイル名を「adminer.php」に変更して「C:\xampp\htdocs」に移動してください。

「C:\xampp」はXAMPPのインストールディレクトリです。場所がよくわからない場合や、別の場所にインストールした場合は、XAMPP Control Panelで「Explorer」をクリックしてエクスプローラーを開き、htdocsフォルダを開くと良いでしょう。

adminer.phpを配置すると、以下のURLでAdminerを表示できます。なお、ログインにはDBMS用のユーザーを作成する必要があります→phpMyAdminでユーザーを作成するには)。

http://localhost/adminer.php

サンプル用データベースおよびテスト用のユーザーの作成

ユーザーおよびデータベースの追加はphpMyAdminで行います。

テスト用ユーザーの作成

adminerやコマンドライン(mysqlコマンド)で接続する場合、あるいは、DBMS管理者以外の権限でphpMyAdminを使用したい場合は、ユーザーを作成する必要があります。

ホスト名は「ローカル」、認証は「ネイティブMySQL認証」を選択してください。

phpMyAdminの「ユーザアカウント」で「新規作成」の「ユーザアカウントを追加する」をクリックします。

「ログイン情報」を入力してスクロールします。ユーザー名は任意です(本書ではユーザー名「study」を使用しています)。
ホスト名は「localhost」、認証プラグインは「ネイティブMySQL認証」を選択してください。

「グローバル特権」で「データ」「構造」「管理」にチェックを入れます。

画面下部の「実行」をクリックする

データベースの作成

左ペイン(データベースが一覧表示されている)で「新規作成」を選択します。データベースを入れて「作成」をクリックするとデータベースが作成されます。

→サンプルデータ

データベース一覧が表示されていない場合

データベース一覧の表示・非表示は、画面左上の矢印ボタンで変更できます。


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