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Part1では2つの仮想マシンどうしで通信を行います。UTMの「複製」機能を使う事で手早く作成できます。 新規マシンとして作成してももちろん問題ありません。 なお、本ステップの中で仮想マシンのネットワークアドレスを本書で使用しているアドレスに変更しているので参考にしてください(変更は任意です)。
ここでは、ゲストネットワークのアドレスを本書の実行例に合わせて「10.0.2.0/24」に変更しています。 また、これに伴い、DHCP割り当て開始アドレスを「10.0.2.1」※、終了アドレスを「10.0.2.254」にしています。
※UTMの場合、DHCP割り当て開始アドレス(ここでは10.0.2.1)がルーター兼DHCPサーバー(➡p.114 DHCPによる自動割り当て参照)のアドレスになる。
ゲストネットワーク: 10.0.2.0/24
DHCP割り当て開始アドレス: 10.0.2.1
DHCP割り当て終了アドレス: 10.0.2.254
「複製」で2台目の仮想マシンを作成します。
UTMの「複製」はAPFSファイルシステムのクローン機能が使用されており、複製は一瞬で終わり、ディスクの使用量も増えません。クローンされたファイルに対してなされた変更は、差分データとして保存されるようになっています(コピーオンライト、Copy-on-Write)。
MACアドレスの重複を避けるため、複製した仮想マシンのMACアドレスを変更します。
2台目の仮想マシンのホスト名(コンピューターの名前)を変更します。仮想マシンを起動して以下のコマンドを実行してください。ここでは、ubuntu2という名前にしています。
sudo hostnamectl set-hostname ubuntu2
なお、プロンプト(本文参照)は端末を開き直すことで反映されます。